1.転職を考える前に
「よい転職をしたい。」
こう考えておられる医師の方は多いことだと思います。
しかし、転職を考える前に、本当に転職をする必要があるのか?ということを一度考えてみるのもよいと思います。
医師の働く環境には様々な要素があります。
例えば、仕事内容、年収、勤務地、スタッフ、施設環境があります。
転職を考えるにあたっては、「どの要素をどのように変えたいのか?」「何のために変えたいのか?」ということをしっかり考える必要があります。
上司と上手く行かない、仕事がきついわりには収入が少ないなどの理由もあると思います。
しかし、そのような理由だけで転職をした場合は、良くて現状維持もしくはそれ以下の状態になってしまう場合があります。
まず転職を考える前に、今の職場のままでも要素を変えることはできないかを検討してみてください。
不満に思っていることの原因の分析をしたり、問題を解決するための行動を考えて実行してみるのもいいと思います。
ここで問題解決ができる場合は、転職をしないという選択も十分にありえます。
大切なのは、「自分の夢を実現したい」「新しいキャリアに挑戦したい」「家族との時間をもっと持ちたい」などの目的を達成することです。
転職はあくまでも目的を達成するための「手段」でしかありません。
2.相談を持ちかける場合の注意点
知人などに相談する場合は注意が必要です。
理由として、知人からの紹介となると、知人への配慮から自分の希望をぶつけにくい状況になり、満足のいく転職にならない可能性があるからです。
また、周囲から意見をもらう場合でも、まずは自分の考えを整理し、その考えを周囲に伝える事が大事です。
そうすることで有益な意見をもらいやすくなります。
また、紹介会社に自分の考えを伝え、客観的な意見をもらうことも非常に有益です。
大事なことは自分の考えを整理し、正しく自分の考えを伝えることです。
そのためには「自分自身を知ること」が重要になります。
自分の向き、不向きやどんな仕事にやりがいを感じるかなど、それを踏まえた上でこれからをどうしていきたいのかをしっかり自己分析することが大切です。
3.転職の時期・期間
医師の求人数は、季節によって変動します。
一般的には、6月と12月に減少し、3月と10月に最も多くなります。
6月・・・医局人事で人が動く時期
12月・・・年末のため募集や採用を控える時期
3月、10月・・・異動や職員の退職が発生する時期
転職は思い立ってもすぐに違う病院に入職するというわけにはいきません。
求人情報を集める期間、応募した後の選考期間、円満に退職するための引き継ぎなど、転職するためにはいろいろなステップがあります。
在職しながら転職する場合は、余裕を持って3〜6ヶ月はみておきましょう。
4.在職中から転職活動をすべき?
医師の場合は、普通の会社員と違い、雇用保険の対象者にもかかわらず、「失業給付金」の給付を受け付けないのがほとんどです。
そのため、退職してしまうと「無収入期間」が発生してしまい、希望通りの医療機関が見つからない場合は精神的にきつい状況になります。
心の余裕を持つためにも余裕をもって転職活動することが大事です。
現実的には勤務しながら個人で医療機関を探すのは非常に難しいので、人材紹介会社を積極的に利用することをおすすめします。
